1人乗りロボ、未来の「足」に?

トヨタ自動車やホンダなど大手企業が、手軽に移動できる1人乗りの「搭乗型移動支援ロボット(パーソナルモビリティー)」の開発を急いでいるという。高齢化や地球温暖化への対策として、将来の新たな”足”となる市場開拓を図る狙いだそうだ。ベンチャーや中国製も普及に乗り出しており、未来の乗り物への期待は大きいという。
ホンダのユニカブは、大径のタイヤで動くイス状の”電動一輪車”だ。センサーで体重移動を検知し、前にかがめば前進、横を向けば方向転換ができる。最高時速は6キロと早歩き程度だが、人型ロボット「アシモ」で培ったバランス制御技術で転倒を防ぎ「約10分の練習でほぼ乗れるようになる」という。
同様にトヨタが開発した「ウィングレット」は、2つの車輪が付いた台座とバー状のハンドルなどからなり、運転者が立ち乗りする仕組みだ。高齢者の移動を助けるロボット事業の一環として実証実験を進めるという。玉置パートナーロボット部長は「長距離の移動は自動車で、近所の買い物はウィングレットで、と使い分けられる」という。
ただ、現行法では公道の走行に制約がある。政府は平成27年、道路運送車両法の保安基準などを一部改正し、公道での実証実験を全国で可能にする特殊措置を公布し、実用化を後押ししているという。パーソナルモビリティーの先駆けのセグウェイを中国の電動二輪車メーカー、ナインボット社が昨年買収するなど中国勢も市場開拓を急ぐ構えだ。
一人乗りロボットが普及すれば便利にはなるだろうが、事故などは大丈夫なのだろうか…。