「カシオペア」実質廃止へ

JR北海道とJR東日本が来年3月の北海道新幹線函館北斗―新青森の開業に合わせ、人気の寝台特急「カシオペア」の札幌―上野間の運行を実質的に廃止する方向で調整することが分かった。年に数往復程度、臨時運行させる可能性があるとのこと。札幌―青森間の深夜急行「はまなす」、函館―新青森間の特急「白鳥」「スーパー白鳥」も廃止する方針だという。来年3月から青函トンネルを走る定期旅客列車は新幹線だけとなる。
カシオペアは原則、週3往復運行する臨時列車だ。JR北海道はカシオペアの年間乗車人数を公表していないが、全国の鉄道ファンの間で人気があり、道や沿線自治体は重要な観光資源として存続を要望していた。
カシオペアは機関車が客車をけん引する編成だ。新幹線開業後は青函トンネル内の運行システムや電圧などが切り替わり、現在の機関車で客車を引くことができなくなる。それでも運行する場合は、JR貨物から青函トンネル専用の機関車を借りる必要があり、経費がかさむ。カシオペアの遅れが新幹線ダイヤに影響することへの懸念があったという。
カシオペアの運行開始は1999年。客車はまだ使える状態のため、来年3月以降も同じ名称で道外の他区間を走る可能性があるとのこと。札幌―上野間も年に数往復程度、臨時運行させる案が浮上しているという。
時代の流れとともに古い列車が廃止されるのは仕方のないことだとは思うが、やはりなくなるのは寂しい。何らかの形で残してくれればと思う。